より健康になるために・・・
病気(生活習慣病)は予防できることを知っていますか?
リンパマッサージとは直接は関係ありませんが、美容と健康に関心の高い皆様にとっては、必ず役に立つ情報です。
健康・病気予防基礎知識
病気にならないためには、何をすればいいのでしょうか?
昔から、健康のためには、
・運動しなさい
・バランスの良い食事をしなさい
・ストレスをためないようにしなさい
・タバコ、お酒をやめなさい。 などといわれていました。
実は、これらの言葉は真理を言い当てており、最近の研究で科学的な裏付けも実証されてきたのです。
タバコの煙には約60種類の発がん性物質が含まれているといわれており、それらは有害な活性酸素を発生します。
タバコを吸って体内に活性酸素が多量に発生すると、細胞核の中にあるがん遺伝子や、がん抑制遺伝子、修復遺伝子がどんどん傷つけられ変異を引き起こし、ガンになってしまいます。
タバコは、肺がんのほか、脳腫瘍、咽頭がん、喉頭がん、食道がん、胃がん、肝臓がん、膵臓がん、膀胱がん、前立腺がん、子宮がん、乳がん、白血病等、全ての悪性腫瘍にタバコは関係しています。
他にも、酸素不足になったり、動脈硬化の原因にもなりますが、
女性にとっては、美容面での問題が一番重要かもしれません。
ビタミンC不足に陥る
ビタミンCは活性酸素の力を弱めるように働き、その働きによって消耗します。
特にビタミンCの消耗は激しく、タバコ1本で25r、20本だと500rのビタミンCを消費します。
身体に蓄えられているビタミンCは約1500rなので、タバコ20本では、三分の一が消費され、充分に補わなければ慢性的なビタミンC不足になります。
ビタミンCは、コラーゲンを作るときに不可欠なので、ビタミンCが不足した結果、皮下のコラーゲンが十分に作られなくなり、シワっぽくなったり、はりが失われたり、肌の色が浅黒くなったりの皮膚老化を招きます。
写真:http://news.bbc.co.uk/2/hi/health/1566191.stm より
★BBCが22歳の双子の姉妹が40歳になったときを想定して作成したもの。
左が22歳から40歳まで喫煙した場合、右が喫煙しなかった場合。
赤ちゃんの奇形
タバコは、赤ちゃんの奇形の要因になります。
口蓋裂の奇形児を生んだ16歳から19歳までの母親の約70%はタバコを吸っていたという報告もあり、タバコの本数が増えるほど顔面に障害を持つ子どもを産む確率が高くなります。
また、生まれた子どもが口蓋裂や唇顎口蓋裂であった女性の42.1%が妊娠第一期にタバコを吸っており、子どもに顔面障害がなかった母親の中の喫煙率は23.1%といいわれています。
妊娠初期の喫煙は、特に厳禁です!
「活性酸素」という言葉を、最近はよく耳にするようになりました。
活性酸素とは、酸素の中でも特に酸化力(体を錆びさせる力)が強い酸素のことを言います。
最近の研究で、病気の90%に活性酸素が関与していることが明らかになってきました。
また、活性酸素は「老化」にも大きな影響を与えています。
ガン、心臓病、脳梗塞、糖尿病、高血圧などの病気にも、活性酸素が深く関与しているので、
この活性酸素の害を抑えることで、病気を予防することが出来るというわけです。
■活性酸素が原因といわれている病気・症状
老化、高血圧、動脈硬化、糖尿病、心筋梗塞、脳梗塞、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、ガン
炎症、膵炎、潰瘍性大腸炎、虚血性腸炎、肺気腫、肝炎、ガンの転移、多臓器不全
白内障、自己免疫疾患、紫外線障害、放射線障害 など
アメリカでは、こんな言葉があるそうです。
「予防500ドル、治療50,000ドル」
つまり、予防に掛けるお金よりも、治療にかかるお金の方が、100倍も高いということです。
健康保険制度の不十分なアメリカの話ですが、私たち、日本人も医療制度や健康保険制度の崩壊も
十分にありえるので、アメリカの問題でしょ?とノンビリもしていられません。
また、私たち日本人は、車の運転をするときには、自動車保険に入り、シートベルトもするのに、なぜか、
自分の健康のためには、お金をかけていない不思議な国民です。
日本の自動車事故での死者は、年間1万人以下ですが、ガン、心臓病病、脳梗塞など生活習慣病で
亡くなる方は、60万人/年です。60倍も怖いのに、何の予防もしないなんておかしいと思いませんか?
ある程度のお金を予防につぎ込んでも、決して無駄では無いと思います。
活性酸素対策=病気予防=アンチエイジング(抗老化) |
活性酸素の害を防いで、病気を防ぐことは、アンチエイジング(抗老化)にも
つながり、いつまでも、若く、イキイキと生活することが出来ます。
適度な運動をすることは、体内のリンパの流れをよくして、体に本来備わっている自己免疫力を高め、
活性酸素の害を防ぎます。また、運動には、リラックス効果もあり、ストレスを解消します。
食事をバランスよく、しっかり取るということは、ビタミン、ミネラル、その他、野菜や果物などに多く含まれ
る抗酸化物質は、活性酸素を打ち消したり、活性酸素のダメージから、体を守ってくれます。
ストレス、タバコ、大量の飲酒は、活性酸素を大量に発生させる大きな原因です。
■活性酸素大量発生の原因
タバコ、アルコール、激しい運動、ストレス、放射線、紫外線、電磁波、超音波
有毒ガス、排気ガス、排煙、病原菌、医薬品、食品添加物、制ガン剤
貧血とは体内の鉄を含む血色素量が正常よりも少ない状態をいいます。
鉄は、いろいろな栄養素の中でも、特に摂取しにくい栄養素といわれています。
そのため、鉄の摂取量が不足したり、出血(月経)等で体外に鉄を多く失うと、鉄欠乏性貧血になってしまいます。
貧血の主な自覚症状は?
・疲れやすい
・全身がだるい
・動悸・息切れ
・頭痛
・耳鳴り
・立ちくらみ
貧血の予防には、日頃からの食事が大切です。
食べ物に含まれる鉄には、動物性食品に含まれるヘム鉄と、野菜や穀物、乳製品などに含まれる非ヘム鉄があります。 植物性の方が体にいいような気がするかもしれませんが、鉄に限って言えば、動物性のヘム鉄の方が腸管からの吸収が良いことが知られています。
また、ヘム鉄には、肌の美しくしたり、髪の成長を促す働きもあるようです。
貧血対策と、美肌、美髪の為にも、ヘム鉄は、女性にとって、頼れる栄養素かもしれませんね。
鉄の体内での利用や、赤血球の合成を促進するためは、ビタミンC、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、銅などのビタミンやミネラルも必要です。
食事からの摂取が不安な方は、高品質のサプリメントの摂取も検討してみると良いと思います。
参考までに、鉄を多く含む食材は次の通りです。
乾燥ひじき、乾燥きくらげ、はまぐりのつくだ煮、カレー粉(うこん)、あさりつくだ煮、 パプリカ、ココア、豚レバー
サプリメントはなにを選んだらいいの?
という質問に、私はいつも「ビタミンミネラル」 と言っています。
それは、ビタミンミネラル(微量栄養素)が一番大切だと思っているからです。。
三大栄養素(炭水化物、脂質、たんぱく質)を燃料に例えると、ビタミンミネラルなどの微量栄養素は「酸素」です。
燃料をいくらたくさん入れても、どんなに高価な燃料を入れても、 それを燃やす「酸素」がなければ、車は走りませんし、燃料はただ溜まっていくだけです。
現代の私たちを見てみれば、燃料(炭水化物、脂質、たんぱく質)は、はっきり言って、過剰摂取(食べ過ぎ)です。
過剰にあるので、体重が増えたり、皮下脂肪になったり、メタボになったりするのです。
なので、それらの燃料を燃やすことを第一に考えなければいけないのです。
それには、燃料を燃やす酸素、つまり、ビタミンミネラル{微量栄養素}が必要不可欠だということです。
サプリメントを選ぶときには、流行に流されず、基本的なビタミンミネラルから選ぶとよいと思います。
世の中には、健康食品で、○○が治った!
とか、弱みに付け込んだ悪質な商品もたくさん出回っています。
そんな、あやしい情報に引っかからないための、情報が、 国立健康・栄養研究所のサイトでみることができます。
→ 健康食品の安全性、有効性情報
たとえば、「核酸」の場合。
安全性は、問題ないと思われる。俗に「老化を防ぐ」「美肌効果がある」といわれているが、ヒトでの有効性については信頼できるデータは見当たらない。
など、バッサリと切り捨てています。
健康食品を勧められた際に、一度、冷静になって、調べてみるといいかもしれませんね。
■参考になるサプリメントのサイト
「サプリメント口コミランキング」 http://www.supplerank.com/
「オールアバウト サプリメント・健康食品」 http://allabout.co.jp/fashion/supplement/
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