リンパマッサージQ&A
リンパマッサージに関しては、さまざまな誤解や疑問があるようです。
ここでは、リンパマッサージに関するよくある質問や、リンパマッサージにできることをご紹介。
■ リンパマッサージって痛いもの?
A. リンパマッサージは、本来痛いものではありません。
というのも、多くのリンパは皮膚の浅いところに分布しているため、皮膚をやさしくなでるくらいで、
丁度良く流すことができます。
ぐいぐいと力をいれたり、搾り出すような圧力をかけてもほとんど意味がありません。
リンパマッサージの手技においては、痛みを感じることはほとんど無いと思います。
リンパマッサージ関連の本を見てみれば、どの本にも、「痛い」なんてことは書いていないと思いますよ。
一時期、芸能人がテレビでリンパマッサージを受けて、イタイイタイ!!
と言っていたので、間違った情報を持っている方もいまだに多いようです・・・
■ リンパマッサージは自分でもできるの?
A. リンパマッサージは自分でも簡単に行うことができます。
ただし、基本だけは覚えなければ効果は期待できません。
最近では、リンパマッサージのマニュアル本や、DVDもたくさん発売されているので
実際にイラストや動画でも見ることができ、上達も可能です。
→ リンパマッサージ関連本
リンパマッサージを受けて効果を体験した方は、ぜひ、自分でもやってみてください。
リンパマッサージは、毎日継続することも大切ですよ。
■ リンパマッサージいつ行うのが効果的なの?
A. 基本的にリンパマッサージはいつ行っても問題ありません。
ただ、私が特にオススメしている「自分でやるリンパマッサージ」の場合には、リラックスできる時にやるのが一番効果的です。
緊張しているとリンパ管も流れにくくなっています。寝る前の落ち着いた時などは、特にいいと思います。
また、お風呂上りも良いタイミングです。
お風呂で血行がよくなっているときも、リンパマッサージを行う良いタイミングです。
■バストアップのメカニズムは?
A.リンパマッサージによるバストアップのメカニズムは、リンパマッサージによって細胞の間に溜まって
いた余計なリンパ液が流れてスリムになったり、リンパの重みが取れた結果、垂れてしまっていた部分
が上がるというものです。(頬のタルミ、ヒップアップも同じメカニズムです。)
バストアップマッサージ
バストアップマッサージをする事により皮膚の新陳代謝が活発になり、また乳腺を刺激するので、
ボリュームとハリが出ることも期待できます。
バストアップマッサージのやり方の基本は、下から上、外側から内側へが基本。
乳房だけではなくて、脇の下のリンパ節や腕側の鎖骨の部分もマッサージすることも重要です。
※特に、脇の下のリンパ節は重要で、ここに流し込むイメージで行ってください。
また、バストをマッサージによって刺激することで、細胞が活性化され、脳に刺激が伝わることで、
女性ホルモンの分泌が増え、バストアップにつながるという考え方もあるようです。
→ バストアップ関連本
■ 肩こりにもいいの?
A. 肩こりの原因である痛みの元や、疲れの原因である乳酸もリンパの流れを良くすることで
排泄することができるので、リンパマッサージは役に立つと思います。
また、血行を良くすることも、肩こりには効果的です。
■ リンパマッサージで顔が小さくなるの?
A. 骨格の問題はリンパマッサージでは解決できませんが、
リンパマッサージによって、「むくみ」や「タルミ」の原因となっている余計な水分を流してしまうことで、
スッキリと小顔になることはできます。
顔のむくみやタルミは、リンパマッサージを行うことですぐに効果を体験することができやすい部分です。
■ リンパマッサージの効果は持続するの?
A. 定期的にリンパマッサージを行うことで、一度スッキリとしたむくみやタルミを維持することが
可能です。
ただ、リンパが滞りやすい体質になっている方は、すぐに元に戻ってしまうことも多いので、
毎日リンパマッサージをやって、体質を改善することを心がけたほうが良いと思います。
■ リンパマッサージジェルの塗り方は?
A .リンパマッサージに専用のジェルはとても有効です。
リンパマッサージ専用ジェルは、マッサージの圧を簡単にコントロールできます。
下記のイラストの矢印の方法を目安に行ってください。
■リンパの流す方向について(詳細図はコチラを参考にしてください。)
■ リンパマッサージで鼻すじをスッキリさせられるの?
残念ながら鼻の形自体は、骨格が大きく影響しているのでリンパマッサージの範疇を超えています。
でも、リンパの滞りが原因で頬の肉が顔の中心にしてしまっている場合なら、リンパマッサージによってサイドに流してあげればスッキリとする可能性があり、シャープなラインが取り戻せるかもしれません。
やっぱり、その場合にも「耳の前のリンパ節」に流し込むことを意識してください。
もちろん、「本来の姿」「若かりし頃」に戻るだけで、整形ほどの期待はできません・・・
■ リンパマッサージを避けたほうが良い時があるのはなぜですか?
次のようなときにはリンパマッサージを避けたほうがいいと言われています。
・ 食後2時間以内と飲酒のあと
・病気、または体調が悪いとき
・過度の疲れがあるとき
・皮膚にケガや湿疹があるとき
その理由は
まず、リンパマッサージを行うことで血行が良くなりますので、血行が急に良くなることによって、
問題が起こりそうな状況ではリンパマッサージを避けたほうが良いと思います。
また、
飲酒後は、アルコールという毒物をリンパマッサージによって体内の循環を促進してしまう
危険性があります。
食後すぐにリンパマッサージを行うと、リンパマッサージによって吸収のリズムが狂ってしまう
可能性があります。
過度の疲れの場合には、リンパマッサージによって余計に激しいだるさが出る可能性があります。
(もみ返しのようなもの)
皮膚にケガや湿疹がある場合は、リンパマッサージを行うことで細菌がリンパを介して広がってしまう
可能性があります。
病気の場合、とくに感染症の場合には、リンパマッサージによって感染が広がってしまう可能性が
あります。
■ リンパマッサージはどのくらいつづけたらいいの?
物事にはなんでも当てはまることだと思いますが、リンパマッサージにおいても「継続はチカラなり!」です。
特に、リンパの流れが悪くなったり、脂肪や余計な水分が溜まったのは一日で出来たわけではなく、徐々に溜まってきたものです。
それを、わずか数分で一気に解消してしまおうなんて虫のいい話ですよね?
毎日、ちょっとづつでも良いから、鎖骨のリンパ節をほぐすとか、顔だけでも小顔マッサージをやってみるとか・・・。
毎日、自分のためにちょっとの時間を使ってみたらいかがでしょう。
人は、ある事を2週間続ければ、それは「習慣」になり、逆にやらないと気分が悪い。というようになるものです。
歯磨きをしないと気分がわるいように・・・
ぜひぜひ、リンパマッサージを毎日の習慣に取り入れてください。
ちょっとでもいいんですよ。
■ リンパマッサージで「かゆみ」や「湿疹」がでるの?
血液の循環が良くなった時、風呂上がりなどにかゆみが出ることがあります。
また、リンパマッサージをジェルやオイル無しで行った時に肌が擦れて湿疹が出る場合があります。
一方で、オイルやジェルが肌に合わないときに、かゆみや湿疹がでる可能性もあります。
このような場合には自己判断をせずに、一度、医療機関に相談されるとよいと思います。
すぐに「好転反応だから大丈夫!」などという方がいたら、逆に信用しないでください!
素人が判断できるものではありませんので・・・。
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